Junkou Sasaki
福島県新地町に行ってまいりました。
ボランティアを目的として、2021年2月14日に福島県沖で発生した地震による被害調査に行って参りました。
現地に向かう前に福島市に連絡させていただき現状をお聞きしたところ、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、大々的な対策、ボランティアの募集はできないのが現状であり、物資は足りているものの、人手は足りていないとのことでした。
我々にできる事はないかを考え、感染症拡大を考慮し必要最低限の人数で現地調査にむかわせていただきました。
現状として、福島県新地町では、瓦屋根のほとんどが、ズレまたは崩れている状況でその1/3程度の屋根が応急処置が済んでいないような状況であったために、地元屋根修理組合に連絡を取り、お手伝いできることはあるか問い合わせさせていただきました。
しかし、10年前の震災の時に、悪意ある業者や業者を装った詐欺のようなことが横行したことで被害を受け、その警戒によりボランティアの募集は行わずにいるとのことでした。
辛い経験を乗り越えようと一生懸命な現地の皆様の姿を見て、そのようなご判断をされたことは賢明な事だと思います。ただし、いまだに安心して日々の生活が送れない人たちが多くいる中、一部の悪意のせいで復興が遅れてしまっていることに憤りを感じています。
それでも、力強く直向きに自力で生きていこうとする現地の人々の姿を見て、強く心打たれ頭の下がる思いです。
これからも、我々にできることが何かを考え、お力添えができるよう考えていきたいと思います。
福島の皆さんが1日でも安心して暮らせる日がくるようにお祈り申し上げております。

